オリバーの疲労指標は、以下の4つの指標を統合した独自の総合指標となっており、全体的な筋肉疲労の状態を評価します。
筋肉疲労の評価指標:
・総走行距離(TD Total Distance)
・高強度走行距離(HIR High Intencity Run 50%-80%)
・最大速度走行距離(MIR Max Intencity Run +80%)
・パワーキック(PK)
各指標は、直近のワークロード(急性)と過去の平均ワークロード(慢性)を比較する「ACWR」の概念に基づいて算出されます。急性ワークロードが慢性ワークロードの130%を超えるか、80%以下の場合、負傷リスクが高まるとされています。
【ACWR(Acute:Chronic Workload Ratio)とは】
ACWRは、直近の負荷(急性ワークロード)と、過去一定期間の平均的な負荷(慢性ワークロード)との比率を示す指標です。この比率を用いることで、現在の運動負荷が通常の範囲内かどうかを評価し、負傷リスクなどの予測に役立てられます。